以前は高度な外科手術が医療の先端でした。近年では医療の在り方が変わってきて、切らずに治す治療法に注目が集まっています。
「予防医学」という言葉が言われだしてから何年も経ちますが、まだ始まったばかりの状態です。
病気になってから医者にかかるのではなく、病気になる前に防ぐ、または初期段階で根治させるといった医療に日本の方向性が変わったのです。
なぜ変わったのでしょうか。病気になってしまってからでは治療費も多くかかりますし、時間もかかります。また根治が無理なケースが大変多くあるからです。
ですがこれからなるかもしれない病気が事前に分かったら、対策がとれます。生活習慣に気をつけることで防ぐことが出来るようになります。
また初期段階であれば、入院や外科手術をせずに薬などで治療することも可能です。
治療法が軽くなると患者の生活に負担がかかることが少なくなりますので、働きながらや家事をしながらでも治療を続けることが出来るようになるのです。
その為、健康診断の必要性が高まってきました。ですがやはり簡単な健康診断であったり、使用する機器が古かったりすると正確な情報を得ることが出来ませんし、また検査結果を見てこれからなり得る病気の判断も難しいところがあります。
医療エンジニアによって、この健康診断のシステムをより高度で精密なものに改革することが出来れば、多くの人が病気の苦しさを受けることなく過ごすことが出来たり、痛みを感じずに過ごすことが出来るようになるかもしれません。
これからの医療業界では、このような新しい考え方や知識をもったエンジニアを求めています。
チームで作り上げていくシステムですので、協力しあって何か社会の為になる仕事をしたいと考える人には向いている仕事ではないでしょうか。