数年前までは保険というとかなり面倒なイメージでした。
加入するにも、内容を変更するにも担当者と会って話を詰めていかなくてはいけないからです。保険の内容や仕組みに詳しい人なら良いのですが、一般の人はよく理解出来ないまま、担当者の思うような保険に加入されることが多くありました。自分自身、以前に加入していた生命保険には介護がついているものでしたが、実際に介護保険の対象になるのが40歳から60歳までの期間に限られていたのです。たまたま他の保険会社の人に契約書をみせる機会があり、発覚したのですが、高い保険料金を使う機会がまずないような介護保険分まで支払っていくことになっていました。このようなことは昔からあり、生命保険や医療保険、年金保険、自動車保険といろいろありますが必要なことは分かっていても騙されているような気になってしまい、ついつい足が遠のいてしまいます。
テレビのコマーシャルでも気になるものはあるものの、問い合わせをしたら電話が何度もかかってきたり、面倒なイメージが先行してしまがちです。保険業界ではエンジニアによってこの面倒なイメージと、悪いイメージを払しょくしようと分かりやすく、誰もが見積を立てることが出来るようなシステムを開発を目指しています。インターネットが出来る環境であれば、サイトに接続して希望する保険の種類を選び、いくつか表示される問題に答えていくことで理想とする保険を組み立て、月々の保険金額も出るようになっています。年配の人でも利用出来るシステムにするには、細かい気遣いが必要になります。内容や保障について理解が出来ているかどうかの確認も必要になります。このような小さなことに配慮が出来るエンジニアであれば、利用者が増えますし、契約にも結びついていくのではないかと保険業界ではエンジニアに期待が寄せられているようです。